阿波晩茶, その他
おばあちゃんの阿波晩茶
おばあちゃんの阿波晩茶
毎年7月に、親戚一同がおばあちゃんちに集まって、その年に飲む分のお茶を50年以上変わらない道具と方法で手作りしています。
徳島県にしかない世界でも珍しいお茶 阿波晩茶
名前に「ばんちゃ」とついていますが、いわゆる煎茶などを収穫したあとの2番茶、3番茶、という意味ではありません。製造過程で乳酸発酵させる阿波晩茶は、ウーロン茶、紅茶などと並べられる、発酵茶の仲間。
文献が乏しいため、阿波晩茶の発酵には謎が多く、同様な製法はミャンマーや中国の山岳地にあるだけですが、茶の研究家の中では世界でも珍しい古代茶として有名なのです。
毎日おいしい優しい成分
爽やかな酸味とほのかな甘みで飽きがこないのに、刺激の少ないお茶だから、昔から毎日がぶがぶのめるお茶、赤ちゃんでも飲めるお茶として阿波人が飲み継いできました。製造過程で茶葉に含まれるカフェインが流出するためカフェインが控えめになる事と、乳酸発酵で渋みが分解されるかわりに甘み成分のテアニンやうまみ成分のグルタミン酸が増加する事で、金色に輝く胃に負担の少ないお茶になるのです。
自然農法で徳島の山がしっかり育てた元気な茶葉
「何もせんでも、山がよう育ててくれるけんな」とおばあちゃん。昔から変わらず、自然農法を実践しているおばあちゃんのお茶には、農薬はもちろん、肥料も与えていません。緑茶は5月に新芽を摘みますが、阿波晩茶は7月まで待って、しっかり濃い緑色に成長した茶葉を使って作るから、阿波「晩」茶と呼ばれます。
作り方
1.茶摘み
家族総出で成長した葉をしごき取ります。
2.釜茹で
湧き水を使って約10キロずつ、大きな羽釜で茹でます。
3.茶もみ
50年前から変わらない木の道具で揉み、茶の成分を引き出します。
4.樽漬け
乳酸菌が住みついてる大樽につけ込み、重石をして10日以上発酵させます。
5.天日干し
樽から出した茶葉を重ならないようにムシロの上に広げ、天日干しします。
飲みかた
●急須の場合
茶葉を軽くひとつまみ(3g程度)入れ、熱湯を注ぎ1~2分程度で飲めます。
●やかんの場合
やかんに水を入れ、十分沸騰したら火を止めて、1Lに対し3~5gの茶葉を入れ10分以降、好きなタイミングで飲みます。茶葉はいれたままでも、取り出しても大丈夫です。
阿波晩茶は麦茶等と違い、変質しにくいお茶ですので、常温に置いても1日中飲めます。再沸騰させると渋みが出ますのでご注意ください。濃さや温度など、お好きな飲み方を見つけてお楽しみ下さい。
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