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7.22019
イチゴ達は増殖している。
イチゴ達は増殖している。
いちごって栽培植物は、普通の植物と比べてとても増やしやすいのが特徴かなと思います。普通の野菜や果物の農家さんだと自家採種してる人って割合からすると少数派ですが、苺農家に限っては自家採種しない人の方が少数派なんじゃないかな。
野いちごとかも同じなのですが、ある程度育った株からランナーと言われる長いツルが伸びて、その先が土に触れると根が生え葉っぱが成長し、一人前のいちごになるのです。多い株だと20くらいランナー伸ばしてます。ちょっと手間だけど、これ簡単だしタダやん?まあ病気や奇形なんかも発生しちゃうから……必要数よりもかなり多めに子株を作って、良いやつから植えていきます。自然と、病気なんかにも強い個体が残るんだよね。そういう育て方もあって、苺の株は種苗会社や品種登録元よりも、農家が5年以上育てついできた株のほうが質が高まってることが多いらしい。よくわからないけどね!
今年のランナー受け作業は、この作業が大好きなおばあちゃんが殆どやってくれました。「お金かからんとようけこと苗がもえるん、おもっしょうてしゃあない(無料で沢山の苗が増えていくのは面白くてしかたない)」そうです。生粋の農家おばあちゃん!ありがとー😊✨