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3.32017
2017年03月03日の日記
SIMA2017レポート⑤
5回目はSIMAGENA!どっち向いても牛のこのゾーンは、繁殖に優位な牛たちが並んでいます。
見た目はうしなのですが、ここで評価されているのはその牛のもつ遺伝子。この精子はツノが出ない遺伝子だとか、この卵子は気性が優しく美味しい仔牛ができるとか。私は全然門外漢なのですが、メスの小屋にオスを放して行う自然交配よりも確実な人工授精がメジャーなんだそうで、セリでも牛そのものじゃなくって、この牛の遺伝子でどんだけいい仔牛ができるか、の説明に終始されていました。
体外受精や代理母も、牛の世界じゃ全く珍しくないんだって。私がクリスチャンじゃないからそう思うだけかもだけど、ここまでのことが普通なら、クローン牛もすぐに抵抗無くなりそうな気がするね…
この牛の毛フサフサやー!この子たち、寝ながらご飯食べてるから牛なんじゃないの〜!笑 とか言いながら見てたら、ツノの出ない牛部門で銀賞を取った牛オーナーさん(精子屋さんだそうです)にたまたまお話がきけました。1週間以上前から毎日ブラッシングして、綺麗にしてきたそう。たしかに、こんな綺麗な牛見たことない!オシャレしてたんだね🐂✨👀
余談ですが最近フランスでも神戸牛が流行りはじめてるそうで、あんなサシのある牛はこの辺じゃ作らないんだよって仰ってました。たしかに、フランスのごはん屋さんで出てくる牛は、滋味のある柔らかな赤身でサシは無かったわね〜。
もちろん晩には、牛をありがたく食べさせていただきました。命に感謝です!