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なりわいと仕事のグラデーション。

なりわいと仕事のグラデーション。
先日、麻生大臣が総理の連続勤務について触れられてたのを聞いて、我が身に振り返って考えたことです。
うちみたいな小さな農家は、冠婚葬は休むけど祭くらいなら水やりくらいしてますので、厳密に言えば完璧な年間の休みは3日以下です。
私が震災後Uターンで就農してからは属人対応にならない、きちんと休める農業を目指して、家族以外に色々なお手伝いをしてもらえる体制になるよう整えてきました。おかげで、家族からは仕事が楽になったと喜ばれています。
とはいえやはり毎日の作物の状態チェックは私たち家族がする仕事なので、必ず毎日畑に出ます。
これだけ聞くとなんてワーカホリックなと思われるかもしれませんが、恐らくうちが一般的なサラリーマン家庭での仕事感と少し違うのは、家族内ではこの農作業、子育てや食事の準備といった家事と同じ「仕事」として捉えられる点です。
家事担当や子ども担当は、食事前や子どもの送り迎え等の時間になると、お婆ちゃんが「はよ帰り」といって帰してくれます。
この感覚が仕事というより【なりわい】っぽいなーと思います。
workとlaborの差というか。
仕事しないと生活費が稼げませんが、家事や育児といった生活こそ仕事の基盤です。でも家事を「仕事」に加えず「家事」と区別してしまう世界だとそれがわかりづらくなるのかも。代々家族で生活も仕事も一緒にしている私達は、その事が遺伝子に刻まれているのかもなと思います。


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